福島に河津桜の苗木を植樹

■「東北に河津桜を!! 伊豆から桜プロジェクト」

荒木 洋二


 「東北に河津桜を!! 伊豆から桜プロジェクト」という活動がある。東日本大震災後の2012年から、下賀茂熱帯植物園(静岡・南伊豆町)の安藤広和さんをはじめとする有志により始まった。最初はNPO法人化したが、現在は任意団体として活動を続ける。

 2月に咲く「河津桜」は今や全国区で有名だ。毎年大勢の観光客が国内外から伊豆の河津(静岡・河津町)を訪れる。同時期に南伊豆町の青野川沿いには、ソメイヨシノと河津桜が咲き誇る。安藤さんは河津桜の苗木を東北、特に福島に植樹するプロジェクトを続け、毎年現地を訪ねている。8回目となる今年までで、650本の苗木を植えたという。

 同じ伊豆出身でありながら、安藤さんに出会うまで、恥ずかしながら全く知らなかった。「fukushimaさくらプロジェクト」の仕事を請け、新種の桜「はるか」の植樹場所を探すなかで初めて知った。


■安藤さんの計らいで苗木にプレート

 かねてから出身地域である伊豆や、出身地の下田に企業の社会貢献活動として何かできないかと考えていた。震災復興に対しても同様で、東北を訪ねたりボランティアで何かをしたりしたことは一度もなかった。

 安藤さんとの出会いをきっかけに、「伊豆から桜プロジェクト」を支援したいと思い、代表者個人と会社として支援を申し出た。些少だが寄付をさせていただいた。そうしたところ、安藤さんからメッセンジャーで写真が送られてきた。安藤さんの計らいで、メッセージと社名と個人名を記したプレートを準備し、苗木に掛けていただいた。


 安藤さんの復興に賭ける本気の気持ちが伝わり、感銘を受けた。微力ながらこれからも毎年、植樹の時期には寄付活動を続けたい。 


 

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